毛穴ケア!効率的な洗顔方法やスキンケア情報をご紹介!

スキンケア・毛穴ケアは洗顔が最も大切!絶対に納得できる説明

2021/04/22

スキンケアスペシャリストスキンケア(毛穴ケア)には基本的な要素は3つあります。「洗顔」・「保湿」・「保湿の継続」です。これのどれが欠けても適切なスキンケアは困難です。

ただし、効果的かつ合理的なスキンケア(毛穴ケア)をするためには、まず洗顔を適切に実施しない限り、スキンケア全般の成果は見込めません。

どうして、そこまで洗顔が大切であるのかを、じっくりと誰にでも解ってもらえるようにスキンケアスペシャリスト美穂が解説します。

洗顔の必要性は日本皮膚科学会も認めている!

洗顔の必要性

スキンケアスペシャリスト
何も根拠のない状態から解説を始めるのも信頼性に欠けると思われますので、まずは洗顔の必要性の根拠を示します。

最初に「日本皮膚科学会」が、スキンケアには洗顔が必要であることの見解を示しているので紹介します。

「日本皮膚科学会」は公式ホームページの「皮膚科Q&A」の中のニキビ予防などに関する質問のなかで「日常的なスキンケア」について、以下の助言をしています。

1日2回、洗顔料で洗顔し、基礎化粧をする習慣のある場合には、化粧水などを使った基礎化粧をしてかまいません。基礎化粧品はノンコメドジェニック、あるいはハイポコメドジェニックと明記されたものがいいでしょう。引用元:日本皮膚科学会

スキンケアについて、1日2回の洗顔料を用いての洗顔を推奨しています。また、基礎化粧についても、スキンケアを実施するうえで特に問題ではないことも確認できます。

これで、スキンケアの一環として洗顔が必要であることは理解していただけたと思います。それでは、次に洗顔がなぜ重要であるのかを解説します。

洗顔とクレンジングは目的が異なり別物です

スキンケアスペシャリスト洗顔とクレンジングは、両者とも皮膚に着いた異物を取り除くのは共通しているのですが、目的は別なので、ここでしっかりと説明しておきます。

洗顔とは、皮脂や日常生活における汚れを落とし清潔にするためのものです。クレンジングとは、メイク等による油成分(油汚れ)を落とすためのものです。つまり、理論的にはメイクを一切しないのであれば、クレンジングの必要はありません。ただし、メイクをするしないに関わらず、誰であっても洗顔は必要になります。

洗顔も重要なのですが、適切な洗顔を実現するためには、その前のクレンジングがとても大切になります。「日本皮膚科学会」は、このクレンジングの重要性についても言及しているので紹介しておきます。

化粧(メイクアップ)はしてはいけませんか?

…、1日の活動が終わったら、クレンジングをしてきちんと化粧を落としてください。オイルクレンジングをしてもかまいません。そのあと必ず洗顔料をつかったダブル洗顔をしてください。すすぎを十分にすることも大切です。特に生え際や顎は、化粧が残らないように念入りに洗ってください。引用元:日本皮膚科学会

クレンジングの重要性も確認できますが、「そのあと必ず洗顔料をつかったダブル洗顔をしてください。」と、ここでも洗顔の重要性を強調しています。

洗顔がスキンケア・毛穴ケアでとても大切な理由

上記の解説で、スキンケア(毛穴ケア)の要素として洗顔とクレンジングが重要であることの根拠にについては充分に確認できたと思います。それでは、具体的に洗顔が重要な理由について解説します。

ずばり、その理由は「バリアを良い状態に保つため」です。あまり知られていませんが、肌は最も外側にある「臓器」なのです。つまり、肌は体の最も外側において、様々な病原菌や衝撃から常時頑張って守ってくれています。

顔の肌、特に表皮は常に外気にさらされ、体の中でも最も酷使されている部分と言っても過言ではありません。だからこそ、この表皮の汚れをしっかりと落として清潔に保ち、バリア機能を最高の状態に保ってもらうために洗顔を行うのです。これを怠ると、表皮が本来持っている有効なバリア機能を充分に発揮できないため、抵抗力が低下し色々なトラブルになってしまいます。

肌は3層構造になっいて、汚れを落とすだけでは機能を維持するは困難

一言で「肌」と言っても以下のイラストのように、「表皮」、「真皮」、「皮下組織」の3層構造になっています。更に細かく分類することもできますが、洗顔が影響するのは「表皮」の部分です。
肌の構造
もちろん、洗顔によって汚れを落とすことは重要なのですが、実は肌はそれだけでは、バリア機能を充分に発揮できません。なぜなら、その機能を充分に果たすためには、ある程度の油を含んだ水分が必要だからです。つまり、保湿と保湿を維持することが大切です。

例えば、乾いた布に水滴を垂らすと直ぐに浸透してしまいます。しかし、少し湿っていれば浸透も遅くなります。加えて、その湿りに油分が含まれていれば、浸透せずにはじきます。このはじく状態が、バリア機能が十分に働いている状態です。

要するに、油分が少なく、乾燥が進むほど、外部の異物などに対する抵抗力が低下してしまい、肌トラブルが発生しやすく成ります。当然、洗顔やクレンジングを行えば、汚れと一緒に皮脂も落ちてしまいます。必要な皮脂を残しつつ、汚れや油分だけを落とす、洗顔料やクレンジングジェルなどがあれば、全ては解決されるのですが、こうした魔法のような洗顔料は現時点では開発されていません。

肌をリセットして再起動!これが洗顔の持つ重要な役割です

保湿は大切なのですが、汚れを落とさないまま、保湿を進めてしまうと、逆に異物を表皮に必要以上に留めておくことになります。これは、百害あって一利なしです。したがって、洗顔して、肌をきれいな状態にリセットしてから清潔な肌に保湿を行うことが大切です。だから、まずは洗顔を適切に実施することがスキンケアにとって極めて重要なのです。

要するに、適切な洗顔とは「肌をリセットし、再起動すること」に他なりません。

そして、具体的な洗顔の内容が、毛穴の汚れを落としたり、角栓を除去したり、ごみや汚れを落としたり、ということになります。
洗顔が、スキンケアの要素としてどれだけ大切であるのかが理解してもらえたと思います。