毛穴ケア!効率的な洗顔方法やスキンケア情報をご紹介!

スキンケアの正しい洗顔方法とは?根拠をもって説明します。

スキンケアスペシャリスト「洗顔って、色々な人が、様々な方法を提唱しているけど、根拠ってあるの?」こうした疑問があるのは当然だと思います。

肌質は、人それぞれなので、これが正解!と断言できる洗顔方法はありません。しかしながら、何の根拠もなく、あれが良い、これが一番、と言われても聞く側は迷うばかりです。大切なのは、基準となる根拠を知り、その基準をもとに自分に合った洗顔スタイルを見つけることです。

今回は、米国皮膚科学会が公式に発表している「健康な肌を保つための正しい洗顔方法」を根拠に、基準となる洗顔方法を解説します。是非、参考にしていただき、自分に合った洗顔スタイルの確立を目指してください。

スキンケアの正しい洗顔方法の根拠について

スキンケアの根拠

スキンケアスペシャリストまず、スキンケアとしての正しい洗顔方法を紹介するに当たり、その根拠を示します。昨今の日本では、インターネットや書籍を通じ、皮膚科医やその道の専門家が、自分の考えや経験をもとに、様々な方法を解説しています。

しかしながら、これらはどれも突き詰めれば個人の見解であり、しかるべき機関にオーソライズられた方法ではありません。日本の「皮膚科学会」にも問合せしてみましたが、学会として公式に発表している「正しい洗顔方法」についての情報はないとのことでした。

考え方によっては、「医師が言っているのだから根拠になる」とする見方もありますが、洗顔については医師によって、見解が異なる部分があるのも事実です。したがって、全てが正しいとするのは軽々だと美穂は考えます。

とはいうものの、基本となる根拠が何もない状態では、何が嘘で、どれが本当であるのかを考察する基準すらありません。そこで、世界中の皮膚科学会を調査したところ、米国の皮膚科学会が「健康な肌を保つための洗顔法」について公式に発表していました。以下が、その一部の原文の引用と抜粋です。

Face-washing tips for healthier-looking skin
● Use a gentle, non-abrasive cleanser that does not contain alcohol.
● Wet your face with lukewarm water and …
● Resist the temptation to scrub your skin because …
● Rinse with lukewarm water and pat dry with a soft towel.
● …
引用元:米国皮膚科学会

それでは、以下に「米国皮膚科学会」が提唱する、正しい洗顔方法について、美穂なりの翻訳で紹介したいと思います。

正しい洗顔方法の紹介

1 まずは手をしっかり洗いましょう

手を洗うこれを怠っている人が意外に多いです。これから顔を洗って清潔にしようとしているのに、手についている菌や汚れをそのまま顔にすり込むような行為は本末転倒です。まずは、自分自身の手を清潔にしてから洗顔を始めることがとても大切です。

2 刺激のない洗顔料(アルコールを含まない)を使いましょう。

低刺激の洗顔料具体的に「アルコールを含まない洗顔料」と明示しているのは、とても画期的です。昨今の洗顔フォームは「無添加」を宣伝しているものが多数を占めています。無添加には様々な定義がありますが、「無添加」=「アルコールを含まない」ではないのでご注意ください。

3 基本的に「ぬるま湯」を使用しましょう。

ぬるま湯ぬるま湯を使うのは当然ですね。洗顔は、汚れや古くなった皮脂を「過酸化脂質」に変化する前に、取り除くのが目的です。油分は、冷たい水よりは、ぬるま湯の方が落ちやすくなります。また、肌に対する刺激も少なくて済みます。

4 洗顔料は、指の腹でつけましょう。

指の腹実際に、何が何でも「指の腹」で扱わなければダメ!とする主旨のものではないと考えます。要するに、必要以上に使うことを防止するためのものでしょう。手のひらなどに、がさつに勢いよく出してしまうと、量の把握が難しく、使い過ぎれば肌にも悪影響です。洗顔に限らず、適量で活用する着意が大切です。

5 スポンジなどを使う場合は、指の腹と同程度の刺激のものを使いましょう。

スポンジ注意種類によっては、ナイロン繊維などでできていて、使っている本人も気が付かないうちに肌を痛めている場合があります。スポンジなどを活用する場合は、摩擦感を直接指に感じることができないため、こすり過ぎの原因になるので注意が必要です。

6 こすりたい気持ちを抑えて、優しく洗いましょう。

摩擦大敵特に時間がない場合は、短時間で終わりにしたいため、強くこすってしまいがちです。摩擦は、想像以上に肌にダメージを与えてしまいます。傷ついた肌は、その回復のために余分な力を使うことにもなります。皮膚にとって、こすることは百害あって一利なしです。

7 同じく、最後は「ぬるま湯」ですすぎましょう。

冷水すすぎNG多くの人がやりがちなのは、最後は冷水ですすいで、肌や毛穴を引き締めようとすることです。洗顔料などをしっかりと洗い流すためには、ぬるま湯で行うのが大前提です。また、肌は温度変化に敏感です。急激に冷やすような行為は、肌を不用意に刺激することになるのでやめましょう。

8 やわらかいタオルで、押すように水分を取りましょう。

やわらかタオル最終段階で、肌に刺激を与えてしまっては意味がありません。濡れたまま自然乾燥されるのは、必要な水分まで蒸発してしまうので厳禁ですが、かと言って早く乾かしたいために強くこするのは最悪です。柔らかいタオルで優しく押すようにして水分を取るのが基本です。

9 乾燥しないように保湿を行いましょう。

保湿洗顔と保湿は、スキンケア、毛穴ケアには必須要件です。適切な保湿が実施されてこそ、洗顔の効果が発揮されます。突っ張るような感覚などがある場合は、乾燥が過度に進んでしまっている恐れがあります。適切に保湿して、それ以上の乾燥を防ぎましょう。

10 洗顔回数は1日2回までにしましょう。

1日2回まで「洗顔は大切ですが1日2回まで」これについては、日本の皮膚科学会も同様の見解を示しています。詳細については、こちらの記事を参考にしてください。
スキンケア・毛穴ケアは洗顔が最も大切!絶対に納得できる説明

洗顔の正しい基準をもとにカスタマイズ

スキンケアスペシャリスト以上、10項目に分けて順番に解説をしました。もちろん、何から何まで、これに従う必要などありません。あくまでもこれは基準の流れです。これをもとに、自分に合った洗顔スタイルを確立するのが、最も効率的だと思います。

多少の迷いがあったにしても、基準となる根拠があれば、自信をもって洗顔を進めることができるようになるはずです。

同じ洗顔フォームで評判の高い洗顔フォームであったとしても、自分肌に合うか合わないかは別問題です。こればっかりは、実際に一定期間使ってみて、自分で判断する以外に方法はありません。

最も避けべきは、迷ったあげくケアしないまま時間が過ぎてしまうことです。是非、上記した洗顔方法を基準に、自分に合ったやり方を見つけてください。