毛穴ケア!効率的な洗顔方法やスキンケア情報をご紹介!

ニキビケアと朝の洗顔、お悩みを解決!根拠をもって解説します

2022/01/10

スキンケアスペシャリスト老若男女を問わず、ニキビケアと洗顔について、お悩みの人が多いのではないでしょうか。実際に、インターネットで検索すると、ニキビと洗顔に関してのお悩みや質問に対し、実に様々な解説や解答がヒットします。

専門家の監修であったり、同じ悩みをもっている人の体験だったり、単なる宣伝であったり、など各ページの情報発信の目的も色々です。情報がたくさん収集できることは、検索する側(ニキビで悩んでいる人)からすれば決して悪いことでありません。

しかしながら、こうした多くのページには、信頼できる情報の根拠が掲載されていないケースが殆どです。もちろん、公益的な体験談や経験談なども一部には存在しますが、その信憑性を確認するのは困難といえます。

結果として、最終的には、その全てがユーザー側の裁量に委ねられているのが現状です。したがって、情報収集する側は真意を見極めるための最低限の知識を保有しておくことがとても大切になります。

こうしたなか、重要となるのは、やはり紹介されている内容や情報の根拠です。当ページでは、しっかりと根拠を示して、「ニキビケアと朝の洗顔」について解説します。


「日本皮膚科学会」が推奨するニキビケアとスキンケア(洗顔)方法とは

ニキビと洗顔の根拠

ずばり、「ニキビと洗顔」について「日本皮膚科学会」がスキンケアの質問に対し明確に解説しています。これが、ニキビケアとスキンケア(洗顔)に関する根拠になります。

Q:日常生活におけるスキンケアはどうしたらいいですか?

1日2回、洗顔料で洗顔し、基礎化粧をする習慣のある場合には、化粧水などを使った基礎化粧をしてかまいません。基礎化粧品はノンコメドジェニック、あるいはハイポコメドジェニックと明記されたものがいいでしょう。・・・乾燥肌の場合やニキビの治療によって乾燥が生じる場合には、保湿をしてください。保湿剤も、ノンコメドジェニックあるいはハイポコメドジェニックと表示してあるものがおすすめです。・・・引用元:日本皮膚科学会

要するに、日常におけるニキビケア(スキンケア)について、1日2回の洗顔と基礎化粧についての見解を明示しています。もちろん、ニキビの程度や肌の状態によって最終的に判断するのが大切ですが、一律に洗顔や基礎化粧を否定していないのが確認できます。

ニキビケアと適切な洗顔料選びについて

「日本皮膚科学会」の解説から、洗顔は1日2回、洗顔料を使用しての洗顔を推奨しているのが分かります。そして、保湿の必要性までも言及していて「ノンコメドジェニックあるいはハイポコメドジェニック」と明示されたアイテムの使用をすすめていることも確認できます。

要するに「日本皮膚科学会」の解説に基づいて洗顔料を選ぶと、以下の条件に合致した洗顔料がおすすめということになります。

【ニキビケア 適切な洗顔料選びの条件】
・保湿性が確保されているもの
・ノンコメドジェニックあるいはハイポコメドジェニックが明示されているもの

洗顔料と保湿について

保湿成分については、洗顔料に限らず様々なスキンケアアイテムに使用されています。なかでも、有効性が確認されているのが「ビタミンC」です。ビタミンCは、厚生労働省が医薬部外品として指定する成分になっています。ビタミンCはその性質から、「ビタミンC誘導体」として、含まれている場合がほとんどです。

ノンコメドジェニック、ハイポコメドジェニックについて

ノンコメドジェニックもしくはハイポコメドジェニックの「コメド」とは、ニキビの初期段階に現れる毛穴の肌の状態を指していて、非炎症性の皮疹のひとつです。簡単に説明すると毛穴に、皮脂や角質、その他不純物(化粧成分や汚れ)が詰まった状態といえます。こうした症状が発生しにくいかどうかを判定する試験が「ノンコメドジェニックテスト」です。

要するに、ノンコメドジェニックテストに実施し、一定レベルの基準がクリアできれば、コメドが発生しにくいスキンケア商品として「ノンコメドジェニック」であることを明示することが可能になります。

そこで、これらを根拠にした「ニキビケアと洗顔料の選び方」について、更に具体的に解説します。

ニキビケアと洗顔料!おすすめできる具体的な選び方

洗顔料の裏表示

例えば、上の画像は某有名メーカーが製造販売している「ニキビケア洗顔料」の裏表示です。左側が洗顔料裏表示の全体で、右側が上部の拡大図です。赤枠で囲った部分には、それぞれ
1 医薬部外品
2 ビタミンC誘導体
3 ノンコメドジェニックテスト
が記載されているのが確認できます。

つまり、根拠に基づく最低限の知識を持っていれば、スキンケア商品や洗顔料を合理的に選ぶことが可能です。少なくとも、何を使うべきか迷っている段階であるのなら、こうした基準をもとにアイテムを選んで活用するのが、最も安全な方法といえます。

もちろん、この裏表示は、数ある洗顔料の中における、ひとつの参考例です。個人の肌質やケア目的に応じて、必要となる成分などが異なります。

ニキビケアと朝の洗顔

スキンケアスペシャリスト上記で「日本皮膚科学会」の見解をもとに解説したとおり、洗顔は1日2回が推奨されています。これについては、米国の皮膚科学会も全く同じ見解です。

つまり1日2回の洗顔について逆算すれば、いつ洗顔するのが最も効果的であるのかは自明です。朝と夜ということになります。1日1回であるのなら、就寝前の夜とするのが妥当と考えられますが、1日2回を前提とするのであれば朝と晩が合理的です。

朝ではなく、日中と就寝前の2回とする方法も考えられますが、特に社会人については、昼間のビジネスタイムに洗顔してお化粧し直すのは現実的ではありません。多くのスキンケア情報のページでは、「朝はNG」「朝はダメ」「朝も必要」など、朝の洗顔に関しての正否について解説されていますが、これは的外れな議論と言わざるを得ません。

「日本皮膚科学会」の見解によって、1日2回の洗顔が妥当とされているのですから、これを最も合理的で、かつ継続可能な方法で行うのには、いつ洗顔するのが適切であるのかを考えることで、自ずと答えは導けます。

したがって、ニキビケアと洗顔については「朝と夜」とするのが最も理にかなった方法といえます。